成人式に作った振袖。次はどこで着られる?

成人式に合わせて振袖を作られたお嬢様も多いでしょう。未婚女性の第一正装と言われる振袖ですから、一回でも多く着たいものですよね。でも、振袖は格式が高い分、着ていける場所も限られるのです。

どんな場所なら、振袖を着ていけるのか、そんな悩みにお答えします。

1.親戚や友人の結婚披露宴

一番のおすすめは、親戚や友人の結婚披露宴です。結婚式は何よりも格式高いセレモニーの一つですから、そこに参列するのであれば、それなりの装いが必要となります。振袖は格が上というだけでなく華やかなので、新郎・新婦や両家からも喜ばれる礼装なのです。

「夏の結婚式に、冬の成人式に着た振袖を着ても良いの?着物は季節によって違うと聞いたけれど」と心配する方もいらっしゃるでしょう。確かに着物には「袷(あわせ)」と「単衣(ひとえ)」があり、季節に合わせて使い分けなくてはいけないと言われています。

でも、これは心配には及びません。袷の着物の方が、単衣よりも正式と言われているのです。もちろん単衣の振袖を持っているなら、夏場にそちらを着ても問題ありませんが、夏の結婚披露宴に、袷を着るのはマナー違反とはなっていませんから、安心して下さい。

2.卒業式や謝恩会

卒業式の定番となってきているのが、女子袴です。この袴に合わせる着物ですが、以前は小振袖や小紋が一般的でした。でも最近は、成人式で着た中振袖を袴に合わせて着ることが増えてきています。学生らしい清楚な雰囲気にまとめたいなら小振袖や小紋が良いですが、学生最後の式典ということで華やかに装うなら、中振袖の方がおすすめと言えるでしょう。

もちろん袴とのコーディネイトは必要です。振袖と袴を補色関係でまとめるならメリハリが付きますし、振袖と袴が同系色の場合は、袴帯などにインパクトのあるものを使ってバランスをとってみましょう。

3.格式あるパーティ

最近はホテルで色々なパーティも行われるようになりました。洋服で出席する場合、意外と難しいのがドレスコードです。昼間の会ならアフタヌーンドレスでOKでも、夕方や夜となったらカクテルドレスやイブニングドレスに着替えなくてはいけないのが、ドレスコード。

もちろん、ドレスに合わせてアクセサリーや靴、バッグも同じではいけません。このTPOを間違えると、マナー違反となってしまうとも言われているのです。

でも、日本の民族衣装と言われる着物は別。昼でも夜でも、格式が合っていれば大丈夫なのです。お嬢様なら、気遅れすることなく、是非振袖で出席しましょう。

4.結納

最近は減っているとも言われているのが「結納」です。両家の顔合わせや、婚約の証としての結納品や結納金を交換する大切な儀式で、以前は女性宅に男性側の親戚が出向き、一式を執り行うことが一般的でしたが、今はホテルなどで一同が集まり、結納や食事会を行うことが増えてきました。

結婚前の大切な儀式ですから、全員正装で出席するのが、相手に対するマナーとなります。特に主役の女性は、独身最後の大切なセレモニーとなる場合があるので、振袖を着る事が多いようです。

結納の場合の着付けは、華やかでありながらも、派手にならないようにしましょう。半衿は白を基調にすると顔が明るく見えますし、帯結びもオーソドックスなものが良いでしょう。ヘアスタイルはスッキリにまとめ、ヘアアクセサリーは小さなものを選びます。個性よりも、万人に好まれるコーディネイトを意識して下さい。

5.まとめ

振袖は、着られる期間がとても短い着物です。だからこそ、「ここぞ」と言う時に着られると良いですね。

最近は「ママ振袖」と言って、お嬢様に振袖を譲られる方も増えてきました。一回でも多く着たら大切に保管して、次に生まれてくるお嬢様に引き継ぐのも素敵です。

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