夏になると欲しくなる「浴衣」!選び方のポイントは?

お祭りや花火大会に欠かせないのが「浴衣」です。数年前にはドレス感覚の浴衣も出てきましたが、最近は本来の浴衣らしいオーソドックスなスタイルが見直され、人気を集めています。 「浴衣を着てみたいけれど、どんなものを選べばよいか分からない」という方も多いようです。今回は初めての方の浴衣選びのコツをご紹介します!

第一のポイントは「色」

洋服の時は自分の好みの色も大体決まっていますが、和服となると分からない方も多いですね。浴衣は洋服と着物の間にある衣装と思っても良いかも知れません。和服ではあるけれど、洋服のように普段着感覚で着る着物なのです。 もし、ご自分で好きな色が決まっているなら、まずはその色を中心に浴衣を探してみましょう。青系が好きなら青、赤系が好きなら赤を選んでみて下さい。そして、それを肩に掛けて鏡で顔の映りを見ます。これで顔がパッと良くなったら、それがあなたの「着物のパーソナルカラー」かも知れません。 一般の着物の場合は「半衿」といって、着物の内側にくる衿があります。これが顔の映りを良くするのですが、浴衣は直接着るので、普通の着物と違って「半衿」はありません。浴衣の場合は自分に合うパーソナルカラーがとても重要なのです。色選びを慎重に行いましょう。※パーソナルカラー・・・その人に似合う色

柄は洋服の時と同じでOK

洋服は「無地」がシックでお洒落という時もありますが、和服は布の面積が広くデザインもシンプルなので無地ではメリハリがなくなります。特に浴衣は普通の着物と違って、小物が少ないのでアレンジが難しいのです。まずは柄付きのものを選びましょう。 選ぶポイントは、洋服の時と同じく「背の高い方なら、大柄」「小柄な方なら細かい模様」「細い人は淡い色を使って柔らかい雰囲気に」「ぽっちゃりさんは、シャープな色をつかって弾き締め効果を狙う」などなどです。「ちょっと派手かな?」と思う位の模様が、浴衣には丁度良いと思って下さい。

帯で雰囲気は変わります

着物で重要な小物といえば「帯」です。洋服の場合は「柄付きのブラウス+柄付きのスカート」などは、難しい組み合わせと言われていますが、華やかな柄の浴衣に柄の付いた帯を合わせても大丈夫。柄+柄は普通の組み合わせです。その代わり、気を配らなくてはいけないのは「色」でしょう。 赤+緑、紫+黄色などは「補色」という組み合わせで、お互いの色を引き立てる効果があります。また赤+ピンク、黄緑+黄色、青+水色など同系色はまとまりやすい組み合わせです。浴衣の帯は「半幅帯」と言って、幅の狭いタイプですが、ほとんどの場合がリバーシブルとなっています。浴衣を着る時にどちら側を使うかで、雰囲気を大きく変えるのも出来ますから、試してみましょう。

浴衣を着る時に注意すること

着物の時は「長襦袢」という下着を着るので、下着が見えてしまうことは少ないのですが、浴衣は違います。薄い色などの時はショーツが外から透けてしまいますから注意して下さい。もちろん下着の色に気を配ることも必要ですが、心配な場合は「浴衣専用の透けない下着」を使ってみましょう。浴衣を購入する時に、係の人に相談してみると、二度手間にならないのでおすすめです。

浴衣を購入する時期

今はネットなどでも一年中浴衣を購入できます。とは言っても、浴衣は直接見て肩に掛けて選びたいものです。5月から店頭に並び始めますが、6月がピーク。8月には人気の浴衣は無くなってしまう可能性も高いようです。「今年は浴衣を揃えたい」と思ったら、早目早目に対処して下さい。

まとめ

浴衣は仕立て上がりのものも多いですが、呉服屋さんで自分用に仕立てることも出来ます。時間と費用は若干掛りますが、ご本人のサイズに合わせてあるので、着やすさや見映えは既製品とは違うのです。 もし気に入った浴衣地を見つけたら、お店の方に相談してみましょう。素敵な1枚に出会えるかも知れませんよ。
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