新型コルナウイルスがなかなか終息しない中、成人式も変化してきています。密集を避けるため、成人式の場所や時間を分散するところもありますが、日程そのものを変更する地域も少なくありません。残念ながら、成人式そのものを中止という自治体も出ています。そしてそれは、もしかしたら来年度も同じとなる可能性もあるのです。
そんな心配が尽きない、次回の成人式のための振袖選びについて、お知らせします!
目次
1.レンタルならプランに要注意
「成人式の振袖はレンタル」という方が増えてきました。何と言ってもリーズナブルで、最近はレンタルを選ぶ方が全体の半分を占めるとも言われています。店舗はもちろんネットショップも多く、様々なプランがあり、迷う方も多いでしょう。
コロナ禍で気を付けていただきたいのは、そのプランの内容です。「小物一式セット」や「記念写真プラス」は問題ありませんが、チェックしなくてはいけないのは「レンタル期間」。普通は成人式の2~3日前からレンタルして、成人式終了後の翌日もしくは翌々日に返却となります。今回のコロナ禍で、数ヶ月延長ということもありますが、あくまでも「成人式当日」がベースとなっているので、ご注意下さい。
成人式そのものが中止の場合は、全額返金というショップもありますが、キャンセル料が発生する事も珍しくありません。更に全額返金の場合も、事前に記念撮影などで振袖を使用したなら、レンタル料は発生します。
一番困るのは、成人式が翌夏や秋に変更となった場合です。せっかく選んだ振袖を借りられなくなる時もあるのです。人気の振袖は、翌年のレンタル予約が入っている事もあります。成人式当日は重ならなくても、記念写真の前撮りのために、他の方には貸せない状況もあるのです。
つまり、ご自分の成人式が後日に延期になった場合、予定していた振袖は借りられず、借り手のない予約の入っていない振袖をレンタルしなくてはいけない・・・という可能性もレンタル振袖にはあるのです。
2.購入の場合
振袖を購入してしまった方は、基本的にはキャンセルできないと思って下さい。着物はほとんどの場合、注文されてから本仕立てとなります。個人用に仕立ててしまったものを、一方的にキャンセルは出来ないのです。
成人式そのものが中止となった場合は、成人式当日の支度(着付けやヘアメイク)などはキャンセルですから、その分は返金されるでしょう。成人式が延期となった場合でも、その成人式に出られなければ、着付けやヘアメイクはありませんから、返金対象となります。
成人式には着られなくても、振袖は成人式以外でも着られます。お友達の結婚式や卒業式・謝恩会、格式の高いパーティに着ていけば素敵です。振袖は未婚女性の第一正装ですから、大切に着ていきましょう。
3.ママ振袖は一番安心
最近人気をよんでいるのが「ママ振袖」。お母様などの振袖をリメイクして着る方法です。一昔前は、帯や小物も同じにしていましたが、今の「ママ振り」は、帯や半衿、帯揚げや帯締めなどを今風に替えて、現代的な振袖姿にコーディネイトします。
身長や体型が同じで、振袖が綺麗に保管されていた場合は、小物変更の費用が数万円で済む場合もあります。帯などを豪華な袋帯にしても、振袖一式を購入やレンタルするよりも、リーズナブルでしょう。
お母様とサイズが大きく違う場合は、仕立て直しとなるので、費用は数万円掛ります。振袖に目立つシミや変色があった場合は、別途クリーニングなどのメンテナンスが必要となるので、これも1~3万円程度必要です。これらの費用は、成人式の有無や変更に係わらず必要経費となると思って下さい。
4.まとめ
なかなか先の読めない新型コロナウイルスです。成人式も開催地域によって対応は様々。とは言っても、成人式は人生で大切なセレモニーの一つとも言えます。後悔のないように、記念写真などを残しておきませんか?振袖はあなたの20代を彩ってくれるかも知れませんよ。
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