オーダーメイド浴衣。メリットとデメリット!

夏に着る浴衣は、カジュアルな着物。お値段もリーズナブルなことから、何枚も持っている方も多いようです。今年追加で新しい浴衣を購入するなら、オーダーメイドは如何でしょうか?

実は浴衣を仕立てるなら、5月から準備をするのが良いと言われています。急がないと間に合わない?そんなオーダーメイドの浴衣をご紹介しますね。

1.オーダーメイド浴衣のメリット・デメリット

オーダーメイド・・・これは浴衣地から、仕立てをすることです。自分のサイズに合わせて仕立てるので、何と言っても着やすいのがポイント。女性の着物は、おはしょりなど着付けで調整できるため、洋服よりもサイズは気にしないで着ることができます。とは言っても、やはり個人々々で体型は微妙に違うので、きちんとサイズを測ってから、仕立てた方が着心地も良く、また着崩れしにくいのです。

浴衣は他の着物と違い、素肌に羽織ることが多いので、一般的には補正をしません。補正をしないということは、体のラインが出やすいものなのです。ですから浴衣こそ、自分にピッタリのものを着た方が美しいと言えます。

デメリットとしては、生地を選んでから仕立てるために、時間が掛ります。早くても一ヶ月、お店や仕立ての混み具合によっては二ヶ月はみておいた方が良いでしょう。もちろん費用も普通の浴衣よりも割高となります。

2.プレタポルテ浴衣のメリット・デメリット

プレタポルテ・・・つまり、仕立て済みの浴衣のことです。呉服屋さんはもとより、大量衣料品店やスーパーでも、その季節になると売っていることがあります。お値段が安く、ものによっては作り帯もセットで売られていることも多いのです。

また既製品のため、最初からタグが付いていることが多いので、便利です。手洗いが可能か、アイロンはOKかどうかなど、その後のメンテナンスをする時に確認できるのが嬉しいですね。

プレタポルテにも素材は色々ありますが、安いもののほとんどは、化繊の浴衣となります。化繊は色あせしにくくシワにもなりにくいので便利ですが、通気性が悪く、汗も吸収しないので、着ていて暑いというのが欠点です。

また残念ながら、プレタポルテ浴衣のほとんどは、店頭に置いてあっても透明の袋に入っているため、試着することが出来ません。袋から出すことすら出来ないと思って下さい。

細かい柄であれば問題ないかも知れませんが、浴衣は意外と大柄なものが多いのです。どこにどんな模様があるかで、雰囲気が大きく変わってしまいますから、実際に試着して柄の置き位置を確認したいものですが、プレタポルテでは不可能となります。

購入してから「えっ ここに柄があると着映えるしない」となる場合もありますから、要注意。どこにどんな柄があるかどうかは、運に任せるしかないのです。

3.オーダーメイド浴衣でワンランク上の装いに

せっかくオーダーメイド浴衣を作るなら、綿麻や綿紅梅(めんこうばい)なども涼しくて高級感もあるのでおすすめです。盛夏にふさわしい綿絽も、涼しげで良いでしょう。

一昔前は、浴衣は夕方に着る遊び着と言われていましたが、最近は街着としても認められるようになりました。高級素材を使った浴衣に長襦袢を着て、名古屋帯などを締めれば、ワンランクUPした浴衣となります。その際は、素足でなくしっかりと足袋を履いて下さい。履物は、草履でも下駄でも良いですが、全体のバランスをチェックしましょう。

4.まとめ

いかがですか?毎年新しい浴衣も良いでしょうが、お気に入りを丁寧に着るのも、大人の装いと言えます。一度オーダーメイドを作ってみるのもおすすめです。気になったら、まずはお近くの呉服店に相談してみて下さい。

生地から選び、反物を肩に掛けて鏡を見たら・・・きっとワクワクしますよ。

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こだわりの逸品物を当社社長が厳選して仕入れしております。そんな商品をお求めの方一度店舗へご来店頂ければと思います。

■着物いわこう 銀座店
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