着物を長時間着た時に「すごく疲れた」と感じたことありませんか?
確かに着物は洋服に比べて規制も多いし、重量感もあるので疲れやすいかも知れません。でも何か原因がある場合もあります。
その一つが「足袋」。足袋が自分の足に合っていないと、思った以上に疲れることもあるのです。
足袋の選び方をご紹介致します。
目次
足袋の選び方
洋服の靴下のサイズは「○○cm~○○cm」と結構幅があります。
でも足袋は、5mm刻みで販売されているので、しっかり自分のサイズを選びましょう。メーカーによって若干違いがありますから、出来れば試着してから購入したいものです。
呉服店などの着物専門ショップなら、見本が用意されている場合もありますので、お店の方に相談してみて下さい。
とは言っても、最近はネット通販で購入される方も増えてきました。
「サイズが合うかどうか心配」というのであれば、取りあえず1セットだけ購入して自分に合っているかどうか履いてみるのがベストですが、ネット通販の場合は別途送料が掛るのが一般的です。
1枚1枚が安くても、送料を負担するとなると、結局高い買い物になってしまうかも知れませんね。
そんな場合は、店頭で購入して自分に合うメーカーやサイズを決めてから、ネットで購入するのが良いでしょう。
「大は小を兼ねる」という事で、大き目のサイズを選ぶ方もいらっしゃいますが、これはNG。
必要以上にシワが寄ったり、場合によっては大きすぎて、歩いているうちにかかとのコハゼが外れてしまう場合があります。
出来れば靴のサイズよりも3~5mm小さいものが良いかも知れません。(品物によっては、洗濯すると若干縮むものもあります。)
また、足の形も人それぞれです。着物を取り扱う専門店であれば「細型」「標準型」「ふっくら型」「ゆったり型」などがありますから、自分の足に合ったタイプを選ぶのが良いでしょう。
イージー・オーダー足袋とは
「既製品ではなかなかピッタリのサイズがない」なんて方もいらっしゃるかも知れません。
極端にサイズが大きかったり小さかったりするだけでなく、人差し指が長い欧米型の足や、足のサイズに比べて足首が細かったり太かったり、甲が高かったりすると、既存の足袋では難しいでしょう。
そんな時は、イージー・オーダーで自分専用の足袋を作ってみませんか?
1セット数千円掛り、既製品よりも割高とはなりますが、履き心地は全然違うと言われています。
「自分用の足袋をオーダーするのは、贅沢」と思うかも知れませんが、実は大阪や京都といった関西では、自分用の足袋をオーダーするのは珍しいことではありません。
大手足袋メーカーの本店やアンテナショップで、申込みを受け付けている場合も多いのです。
最近では、関西のメーカーが、関東のデパートや老舗呉服店、着物関係の催事場に出店してくれることも増えてきました。
もし興味があるのであれば、一度ネット検索してみてください。
自分にピッタリの足袋を作れるチャンスに出会えますよ!
作るには数ヶ月掛る場合もありますから、機会があったら迷わずチャレンジして下さい。
ストレッチ足袋もおすすめ
着物に着慣れている方から「少し固い木綿の足袋を履くと、気持ちがシャッキとする」と言う話も聞かれます。
でも初心者には、ハードルが高いかも知れません。
そんな時は、ストレッチ素材の足袋を履いてみましょう。これなら長時間履いても、痛くならないので安心です。
一般の既製品足袋よりも御値段は高めですが、イージー・オーダー足袋よりは安くて済みます。
まとめ
「お洒落は足元から」とも言われるように、着物を着る上で足袋も重要なアイテムです。自分の足にフィットする足袋を履くと、思った以上に楽ですよ。
試してみて下さいね