とは言っても、慣れないと難しいでしょう。
そんな時は便利グッズを利用してみませんか?ちょっとしたコツで、簡単に出来ますよ。
今回は着物専用ハンガーとたとう紙のご紹介です。
目次
着物専用ハンガー
着物を干す時などに使うのが、着物専用のハンガーです。着物を着ると、どうしても湿気を含むために、数時間から1日位干して、湿気を飛ばしてから片付けなくてはいけません。
湿気を含んだまま収納すると、シワやシミが着物に付く原因ともなるのです。 もちろん洋服のハンガーでも対応可能ですが、着物専用のハンガーなら腕を通す部分が伸びるので、掛けジワも出来にくいと言われています。
一段のものもありますが、二段になっているタイプなら下の段には帯を掛けることも出来るので、場所も取らずに済むのです。
高級素材の正絹の着物であれば、着た時に付いた細かいシワ程度なら、湿気を飛ばすだけで自然にシワが取れることもあります。
ポイントは、直線の状態で干すこと。そのためには、着物専用のハンガーは最適のアイテムですから、1つは揃えておきたいものです。
また、着物を綺麗に長く保管するための定期的に行う「虫干し」という習慣があります。
梅雨の終わった時期や乾燥する2月に行う、大切なお手入れの一つ。
着物をタンスから出して、2~3時間風通しの良い直射日光の当たらない場所に干します。この時にシミや汚れが着物に残っていないかどうかチェックしてOKなら、そのまま畳んでタンスに戻すのです。
※トラブルがあった場合は、着物屋さんに相談して下さい。
しっかりチェックするためにも、着物専用ハンガーに掛けると、分かりやすいのでおすすめです。
この場合は一段式でも大丈夫なので、数本揃えて着物数枚を一度に干すと良いでしょう。
たとう紙
着物を仕舞う時に欠かせないのが「たとう紙」です。着物用、帯用とサイズがそれぞれありますから、適したサイズを選んで下さい。
和紙で出来ているたとう紙は、湿気を吸い取ってくれますが、その分寿命もあります。
変色してしまった「たとう紙」は効力も減りますから、交換しましょう。
目安は約2年。「虫干し」の時に交換しても良いでしょう。
たとう紙は、必ず使う消耗品ですから、きもの屋さんの売り出しの時などに、まとめて買い置きしてみて下さい。
次回
着物ハンガーとたとう紙、いかがでしたか?次回は衣装敷き紙と鼻緒キーパーをご紹介する予定です。 ぜひご覧ください。
千代田区の 着物屋 ならいわこうにお任せください