夏に着る「浴衣」、TPOで着こなしてみませんか?

夏に着る浴衣は、カジュアルに着られる着物として若い方を中心に人気が高まっています。夏祭りや花火大会といった夜に着ることがほとんどですが、それだけで良いのでしょうか?

日本には茶道や日本舞踊、邦楽(箏や三味線)といった習い事があり、お稽古やお茶会・発表会で着物を着る事も多いのです。浴衣はどうなんでしょう?そして夏の日常で浴衣を着るには?

ちょっと知っていれば大丈夫・・・そんな情報をお知らせ致します。

 

【茶道の場合】

お茶をたてる際に炭を使う(最近は電熱器も有りますね)茶道の場合は、他のお稽古事よりも暑いことが多いと思います。「お茶室は暑いから、せめて涼しい着物を着たい」と言う方もいらっしゃるでしょうが、残念ながら普通のお茶の席では、浴衣はNGなのです。覚えておいて下さい。お茶会の場合は、麻や紬も避けた方が良いとも言われているのです。

夏のお茶事である「朝茶事」なら麻や綿の着物を着て行くことも可能ですが、それも普通の着物だけ。浴衣はお茶会で着ることは無理のようですね。普段のお稽古の場合は、お教室によって違いますから、先生や先輩に確認しましょう。

 

【日本舞踊は意外とカジュアル】

日本舞踊には「ゆかたざらい」という、夏に行われるおさらい会(身内の発表会のようなもの)があります。そのネーミングのとおり、皆さん浴衣を着て会に参加しますが、会によってはおそろいの浴衣が有る場合も多いようです。

日本舞踊の場合は、着物を着ての所作振る舞いを学ぶことも大切なので、夏意外の練習の時も動きやすい浴衣でお稽古をするお教室があります。半幅帯に浴衣が練習の定番スタイルというお稽古場も少なくないようですが、本番に浴衣というのは「ゆかたざらい」の時だけでしょう。

 

【注意が必要なのは邦楽関係】

お箏や長唄、小唄、三味線など邦楽のお稽古には様々な種類があります。こちらも「ゆかたざらい」という、夏のおさらい会がありますが、邦楽の場合は「茶道」や「日本舞踊」と違い、一番注意が必要なのです。

 

おさらい会の会場によっては、長襦袢を着る時と、肌着に浴衣を直接はおる場合とに分かれます。長襦袢を着るという事は、半襟があるということなので、しっかりした着付けをした印象にるのです。もちろんエモンも抜くので、スッキリした着こなしに仕上がります。

長襦袢を着ない場合は、帯も一般の浴衣と同じに半幅帯を締めますが、長襦袢を着た場合は半幅帯よりもワンランクアップした名古屋帯を結ぶのが良いでしょう。

どちらの場合になるかは、先生に確認して準備して下さい。以前のおさらい会の写真などを見せていただけると、失敗は防げます。

 

【お出かけの際の浴衣は】

「浴衣はその昔風呂上がりに着たものだから、夕方にしか着られない」と言う方もいらっしゃいますが、綿麻や綿絽、絞りなどの高級浴衣なら街着としても着ることが出来ます。ただし、その際は長襦袢は必須でしょう。半衿も麻や絽で涼しく装います。帯も名古屋帯で、帯締めは細めのものを使うとスッキリします。

 

【遊び着以外の時は足袋着用】

習い事や街着で着る浴衣の場合は、必ず足袋着用となります。履物はシンプルな草履でも下駄でも大丈夫ですが、素足ではいけません。もし会場に着いて他の方と違っていても、足袋はその場で脱げば良いのですから、履いて行きましょう。その際に「足袋袋」なんて持っているとお洒落ですね。

 

 

いかがでしたか?素足に下駄をひっかけて夏の一夜を楽しむのも良いですが、それだけでは勿体ないですよね。浴衣もTPOを合わせれば、幅広く着こなす可能性のある着物です。長襦袢や帯、小物を代えるだけでも印象は大きく変わりますから、色々とコーディネイトしてお洒落の幅を広げましょう。

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