着物でパーティに出席してみませんか?品格のある装いは素敵です

記念の祝賀パーティや賀寿(長寿の祝い)など、様々なお祝いの席では、何を着て行けば良いか、悩むところですよね。
せっかくなら着物で出席しませんか? 着物は、格調が高く、そして艶やかな装いですから、会場も華やぎ喜ばれます。
そして意外とリーズナブル。おすすめのポイントをご紹介しましょう。

1.ドレスコードが関係ない着物は、とっても便利な装い

グローバル化している現代、外国の方も身近に増えてきました。
それに伴い、パーティも日常的になっているかも知れません。
お友達との気軽なパーティならともかく、ホテルなどを使ったパーティなら、ドレスコードがあるのをご存知ですか?
高級レストランやクラシックのコンサートでは、ノーネクタイやジーンズはNGと言われています。
これもドレスコードの一つ。「服装のルール」ということですが、特に欧米ではパーティでも細かい規定があるので、注意しましょう。
夜(20時以降)のパーティなら、イヴニングドレスという正装を着なければなりません。これは肩や胸元が開いていて、裾は足首まであるロングドレスです。もちろん胸元にはライトに映える豪華なネックレスが必需品。
夕方から夜(17時~20時)なら、カクテルドレスとなります。イヴニングドレスを簡略化したものから、華やかなワンピースもOK。昼間の正装なら、アフタヌーンドレスです。
「アフタヌーン」というと「午後」を連想しますが、「アフタヌーンドレス」は午前中から夕方までとなります。
洋服のドレスコードは複雑ですし、アクセサリーにまで気を配らなくてはいけません。でも欧米のドレスコードのなかでも例外と言われるのが、「民族衣装」。民族衣装の正装であれば、OKとなっていますから、「どんなドレスを着て行ったら良いか分からない」と悩むなら、着物をセレクトしてみて下さい。マナー違反になることもなく、主催者側からも喜ばれますよ。

2.ホスト側なのか、ゲスト側なのかで着物の格を変えます

例えば「結婚式」。
一般的には、結婚式の招待状の差出人は、新郎新婦の親となっています。
つまり、結婚式や披露宴は、親がホストなのです。ですから、新郎新婦の母親は一番格上の着物「黒留袖」を着て、ゲストをお迎えします。
また、新郎新婦に近い親戚も、既婚者の場合は黒留袖を着用するのが昔からのしきたりでした。最近は「洋装でも可」となっていますが、あまりカジュアルなスタイルはマナー違反となります。
未婚の姉妹なら振袖が良いですが、未婚といっても年相応の装いが必要です。「振袖はちょっと・・・」という場合は未婚・既婚に関係なく着られる色留袖で、会場に華を添えるのも良いでしょう。
パーティや祝賀会であれば、ホストは「色留袖」または、華やかな「訪問着」が良いと言われています。合わせる帯は、金糸銀糸を使った格式高い織りの袋帯で、おめでたい席にふさわしい「二重太鼓」帯結びをするのがマナーです。また色無地でも、紋付きであればOK。その際も帯は格調高い模様のある袋帯を選んで下さい。
ゲスト側が気を付けることは、「ホストよりも格上の装いにならない」ということ。ですから五つ紋の付いた色留袖は、一番格式高い装いとなりますから、避けましょう。色留袖を着るなら三つ紋か一つ紋にとどめて下さい。
訪問着も良いですが、ゲストの場合は、あっさりとした「付け下げ」もおすすめです。ただし柄は祝儀の席にふさわしいものを選ばなくてはいけません。 色無地なら三つ紋か一つ紋。小紋なら、華やかな柄の模様が良いでしょう。

3.まとめ

「お嫁にくる時に作った訪問着があるから、大丈夫」と思う方も多いようです。
でも、着物にも流行があります。
何十年も前の訪問着や付け下げでは、パーティで浮いてしまうこともあるので、注意して下さい。
着物も帯や小物を替えれば、雰囲気が違ってくる場合もあります。もしお手元にある着物をパーティで着たいと思ったなら、是非お近くの着物屋さんに相談してみましょう。
最新のアドバイスが貰えるかも知れません。 そして自信を持ってパーティに参加して下さい。

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